はるろぐ

アラフォー放浪女子の日常。

半分のあの人。

とりとめもなく思い出す。

 

あの人は元気にしているだろうか。

元気にしているだろうな。

 

結局のところ居なくなってしまうのはあなたの方だ。

あなたは1人で生きていけてしまうではないか。

そう言ったあの人はいま、どうやって生きてるんだろう。

 

365日中360日は具合悪い

そんな表現を自分以外に使っている人をはじめてみた。

 

なんとなく知り合ってなんとなくなかよくなれて

なんとなく入り浸ってなんとなく入り浸られて

なんとなくだったはずなのに

その頃はもう私の半分はもう私ではなかった。

 

半分がなくなって立ち方がわからなくなった。

とても不安だった。

 

私の体験すべてをあの人がこの先知ることがないということが、違和感でしかたなくて

あの人の体験すべてを私がこの先知ることがないということだけは、すぐに体感した。

 

明らかに依存だった。

 

そんなことは知っていた。

 

半分が無くなってどうやって過ごせば良いのかわからなかった。

わからなかったけど、1人で生きてゆけてしまうとあの人が言うのだからそうなんだと思った。

そうしていればきっと大丈夫だと。

 

 

 

あれから10年経ってしまった。

 

いまでも時々急に元気だろうかと思い出す。

そして、大丈夫だったよ。と呟いてみる。

 

届きはしないけど

かつての私の半分のあの人へ。